大仏流時直系清時派北条氏

 

 

ほうじょう ときとし
北条 時俊
(?〜1334年3月21日)
父・北条清時  母・不明
通称..右馬助太郎
官位..従五位下安芸守
業績
1310年7月 評定衆に就任。
時  俊
 清時の子。評定衆として政務に参加するが、討幕戦争に出陣することとな
る。一族の大仏高直とともに戦うが敗れ、般若寺で出家して律僧として降伏
した。しかし、京都東山阿弥陀峯で誅殺された。
子は貞俊

 

ほうじょう ときひさ
北条 時久
(生没年不詳)
父・北条清時  母・不明
官位..従五位下下野守
時  久
 時俊の弟。
子は貞久宗久

 

ほうじょう ときふじ
北条 時藤
(生没年不詳)
父・北条清時  母・不明
通称..六位左衛門尉
時  藤
 時俊の弟。歌人として有名で、勅撰和歌集等に和歌が採られている。

 

じょうせい
乗  清
(1273年〜?)
父・北条清時  母・不明
通称..安芸・花台房
業績
1287年
1293年4月7日
出家。
実円から伝法灌頂を受ける。
乗  清
 時俊の弟。園城寺の僧。上乗院の実円から伝法灌頂を受け、1308年の
恵助が覚助に伝法灌頂を受けた時には色衆十六口のひとりをつとめる。

 

ぼうちょう
房  朝
(生没年不詳)
父・北条清時  母・不明
別名..房清
通称..安芸・聞如院
業績
1291年5月
1298年
1313年8月
1330年8月
1331年2月
静珍から伝法灌頂を受ける。
静珍の色衆をつとめる。
鶴岡神宮寺供養の導師をつとめる。
園城寺長吏に就任。
園城寺長吏を辞任。
房  朝
 時俊の弟。大僧正。園城寺の僧。静珍の弟子となり伝法灌頂をうけ、鎌倉
の彗星祈祷では北斗護摩を担当、鶴岡大仁王会の読師をつとめたりした。

 

ほうじょう さだとし
北条 貞俊
(?〜1334年?)
父・北条時俊  母・不明
官位..上野介・安芸守・左京亮
法名..寿阿弥陀仏
貞  俊
 時俊の子。討幕戦争で六波羅探題軍として戦うが陥落する。陥落後は金剛
寺攻略軍を解いて北条時治らとともに戦うが敗れて、般若寺で出家して律僧
として降伏した。もともと北条高時から認めてもらっていなかった不満から
自ら楠木正成の金剛山陣まで赴く。建武政権からは阿波への流罪となったが
のちに斬首にされた。
 死に臨んで、自分の刀を妻子へ送って欲しいと頼み、1首の和歌を献じて
斬首された。送るのを頼まれた「聖」は刀と貞俊の小袖を持って妻子のとこ
ろへいくが、貞俊の妻はその刀で自害した。
 貞俊は融通念仏に深く帰依し、さらに歌人としても有名で勅撰和歌集にも
多く採られている文武両道の猛将であった。
子は宣俊時俊

 

ほうじょう さだひさ
北条 貞久
(生没年不詳)
父・北条時久  母・不明
通称..七郎
貞  久
 時久の子。

 

ほうじょう むねひさ
北条 宗久
(生没年不詳)
父・北条時久  母・不明
宗  久
 貞久の弟。

 

ほうじょう のぶとし
北条 宣俊
(生没年不詳)
父・北条貞俊  母・不明
官位..右京亮
宣  俊
 貞俊の子。

 

ほうじょう ときとし
北条 時俊
(生没年不詳)
父・北条貞俊  母・不明
官位..右近大夫将監
時  俊
 宣俊の弟。