正　親　司

正親司 しょうしんし。「おおきみのつかさ」とも言う。
和名は「オホキムタチノツカサ（於保岐無太知乃司）」と読む。
大司に区分されている。

宮内省の被官。
　　位置 上西門の内、采女司の西、諸陵寮の南。
　　職掌 皇族の名簿の作成、季禄と衣服の支給を担当。
　　管轄下官庁 　
　　備考 　

　職　員
正親別当 正親司の総裁。定員と相当官位は不明。
正親正 正親司の長官。定員は一人。相当官位は正六位上。
白川伯王家などが代々世襲した。
正親佑 正親司の判官。定員は一人。相当官位は従七位下。
ごくまれに五位の者が任じられ、そのときは「正親大夫」と称した。
正親大令史 正親司の上主典。定員は一人。相当官位は大初位上。
正親少令史 正親司の下主典。定員は一人。相当官位は大初位下。
史生 正親司の事務官。７８６年に新設。定員は二人。
使部 正親司の事務官。定員は十人。７９６年に六人に減員。
直丁 正親司の雑用官。定員は一人。